ニュースを読んで適当にシナリオを書き散らかすブログ

ニュースにザッと目を通して、20分くらいでガッと書き飛ばします。

<ボイスドラマ>世界霊性革命(邂逅-2)

○高橋宅
ワンルームマンション室内。
高橋とみことがマクドナルドで交わしていた会話が再現されている。
***
高橋「データで裏付けされた客観的な理論、「見える」って言われても、君にしか分からないんだから、それは科学的じゃないよね」
みこと「そういうの意味あんの?」
高橋「大人になれば、わかるよ。さ、食べ終わった?出よっか」
みこと「ねぇ、信じて欲しいの」
高橋「だからさぁ」
みこと「わたしを信じる?科学を信じる?」
高橋「科学」
みこと「なら私たちのことは科学で説明できるの?」
高橋「私たちのこと?」
みこと「なぜ出会って、なぜ今、ここにいるのか、科学的に説明してみせてよ?」
高橋「そんなことに科学的な理由なんてないだろ」
みこと「だったら科学に意味なんてないじゃない」
高橋「今、いくつ?反抗期?」
***
この辺りの一連のやりとりが続いているが、音声のボリュームが下がり、そこに別の会話が被さる。
高橋「これ、アップして、だいぶ経つけど、本当に現れるのかなぁ?」
みこと「信じなさいって、分かる人が見れば、絶対に気づくよ」
高橋「見える人同士なら共感できるってさぁ、これも何の根拠もない話だと思うけど」
みこと「とかなんとか言って、信じてるくせに」
高橋「君の力は信じてるけど、ユーチューブ使って仲間を集めようって、それは…
みこと「じゃ、私がユーチューブとかニコ動にアップしてる見ながら、心の中でバカにしてたわけ?」
高橋「いやいや、そんなことはないけどさ」
みこと「わたしを信じなさいって、見える人が見れば、絶対にコメントしてくるから」
高橋「連絡とりあって、それで、どうすんの、直接会うつもり」
みこと「わたしは何も思いつかなけど。でも、とにかく、仲間を集めなさいって」
高橋「聞こえるんだ、声が」
みこと「そう」
高橋「サッパリわからん」
みこと「わかんなくってもいいの、信じてくれれば」
高橋「わかりましたよ、お姫さま」

みこと「よし、よかろう」

(続く)